若い時のお金の使い方

2019年6月20日 Yuichi Ishida

若い時のお金の使い方

「経験に投資をしましょう」という話をを若い方にはよくします。若い時に手に入れられるお金って本当に小さくて、だいたいまわりの友達も同じくらいお金がない。だからその限られた資産をいかにフル活用するかで、後の人生の方向が大きく変わってくると思います。

例えば20歳の時に1万円を都市銀行に貯金しても10年後には1万千円くらいにしかなりません。それじゃ投資信託で5%でうまく運用できてもたったの総額1万6千円程度です。でも自分に使って得た経験というのは1万円の価値を10倍でも100倍にでもしてくれる可能性を秘めてると思います。たったの1万円で青春18切符を使って、各駅停車で流れ行く車窓を見ながら黄昏ることとか、知らない土地に行き、知らない人に優しくしてもらったりトラブルに巻き込まれた経験は、都市銀行への貯金できる利子よりはるかに大きいです。

また、お金の価値って年齢によって大きく変わってきます。20歳の時に1万円で学べることや得られる経験や刺激はとても多いのに、30歳過ぎたら1万円で感じれることがなくなって、「まあ飲みに行って二次会まで行ったら諭吉さんバイバイだよね」くらいなかるーい気持ちになってしまう。若い時に貯金ばっかすることは、お金のその時の価値を殺してしまいます。

僕は今37歳ですが、30半ばになるまでは本当に貯金がありませんでした。貯金の残高が限りなくゼロに近くまで、とことん旅行に費やしてきました。貯金ゼロになるギリギリのところを何度か味わうとあることに気がつきます。「通帳の貯金残高が幾らであれ、卑屈にならなければ、残高が高かろうが低かろうが何一つ自分に影響がないし変わることがない。」ということがわかってきます。どうせ貯金があろうがなかろうが変わることはないので、だったらとことん経験に使ってやろうって、そう思ってきました。

なので、ぜひぜひ若い方には年金のために20歳からせっせと貯蓄をするのではなく(大きな経験をするための貯金なら別です、留学とか)、どーんとお金を使って広い世界を見て、新しい人と出会い、色々経験して欲しいのです。そのために勇気を持ってお金を使って欲しいと思います。僕自身振り返っても、経験に使ったお金に関して後悔はありません。

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Yuichi Ishida

Yuichi Ishida | Videographer, Photographer | 石田裕一、国連機関勤務。ビデオグラファー・フォトグラファー。