2019年5月31日 Yuichi Ishida

国連職員になるには – 学生時代編 –

もし、違った人生が歩めたらなら英語をバリバリ勉強して、大学受験にも気合を入れて勉強をしていると言いたいのですが、自分の経験談でよかったことを書いておきます。

僕は高校時代から国連に憧れて、いつかは世界をかける仕事をすると決めていた高校生、とはほど遠く、国連なんて可能性を一ミリも考えたことがなかったバスケに恋した高校生でした。自分にはそんな可能性があるなんて思ったこともありませんでした。中学・高校とバスケットボールに打ち込んでたので、大学で筋肉や栄養が学べる体育学部って面白そうっていう軽率な理由で大学を決めました。体育学部卒業の国連職員って何人いるのかな・・・。

 

それでも今昔を振り返ってみると、海外へ一人旅をしたこと。これが人生を変える経験でした。20年前はLCCもトリップアドバイザーもなかったので唯一の情報源地球の歩き方を熟読し、はじめての海外へと旅立ちました。

誰も知らないところへ全く言葉も文化も違うところに一人で飛び込んでいくのは刺激という油で唐揚げにされたようなそうな感じでした。

今も海外や知らないところに旅をするのは好きですが、どうやっても一番最初の時の興奮は超えられることができません。

不確実、不透明、リスク。そんなものにはじめて飛び込むいい練習でした。国際協力分野や国連職員として働くと常に将来が不確実で、未知との遭遇だらけです。学生時代に旅をたくさんしたことによって、先の見えない場所に飛び込む時の心構えを持つことができるようになりました。「きたか不安定!」みたいなテンンションで。そして、「まあきっとなんとかなるでしょう」という楽観性が身につきました。

できれば一人で旅をすることをお勧めします。ひとりって孤独で、夕飯の時なんか間違ってレストランなんかに入ったらそれは寂しいですが、一人きりになることによって、自分の心を開き、他の人と接触し、触れ合う機会が増え、「俺はさすらいの旅人だ」的な自己陶酔にも浸れます、例えばカンボジアのアンコールワット寺院で地平線に沈みゆく真っ赤な太陽を見ながら。二人やグループで行ってしまうと、せっかく広い世界に出ているのに、そのグループ内の世界になってしまいますからね。

ひとりで旅をして、孤独と刺激の間を行き来して、未知なることに飛び込んでいく学生時代の経験は、僕が国連職員になる上でとても大切な経験でした。

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Yuichi Ishida

Yuichi Ishida | Videographer, Photographer | 石田裕一、国連機関勤務。ビデオグラファー・フォトグラファー。