国連に入るには第二言語は必要か?

2019年7月12日
Posted in 国連
2019年7月12日 Yuichi Ishida

国連に入るには第二言語は必要か?

国連に入るには英語以外に国連公用語が必要ですよねと言う質問をよく受けます。

もちろんあった方が良いのですが僕はマーケティングの感覚を持つのが重要だと思います。

国連と言う組織は日本人だけではなく世界中の人が働いている期間です。なので、日本人の中で秀でていると言うスキルではなく、世界の人と渡り歩いても差をつけられるスキルが必要だと思います。よく国連に入る条件的なことを書いているサイトや本だと、英語以外の国連公用語が必要だと言われますが必ずしもそうではありません。僕の場合に限って言えば微妙な英語力しかありません。その英語力はネイティブの足元には及ばず欧州・アフリカ・インド系の人々と比べてもはるかに劣っています。そんな僕がフランス語フランス語やポルトガル語を勉強したところで生まれた時からそれらの言語を話方言のように2・3カ国語しゃべる人たちと競争になりません。

言語を学ぶには大体約5000時間から10,000時間は最低必要だと言われています。その時間があればかなりのことをを習得できます。したがって競争の多いところで勝ち抜くか、自分だけが秀でている武器を持つか戦略が必要になってくると思います。僕は国連に入るまではフランス語を勉強していましたが国連に入って様々な人に出会う中で、あーフランス語の勉強時間を他の有意義なことに使おうと考えました。僕の場合、国連の職員が持っていなく当時の自分が持っているスキルは写真でした。そして国連でこれから何が必要だと考えていくうちに、映像だと考えました。なので国連に入るまでは映像なんてほとんど作ったことなかったのですが、それから勉強時間は映像に費やし東ティモールの国連事務所で映像と言えば僕という具合になりました。嬉しいことに政府にまで名前が渡っているので、ここの国の政府がSDGs(持続的開発目標)の進捗をニューヨークの国連で世界中の国連大使にプレゼンをする場所で自分の映像を使ってもらいました。

もちろん第二言語を話せると国際協力・開発の仕事で行ける国が増えますし、日本人同士で比較をした場合には、フランス語やアラビア語を話せる人材が少ないので優位に立つことができると思います。大切なのはどこのマーケットを視野に入れているかということです。

差別化を図ると言う意味では東ティモールのような国の場合、国連指定の言語ではなく、地元の人が使う現地語を話せる方が優位になると思います。なので英語以外に国連公用語を話せなければ国連に入るのは難しいなんて思わなくていいと思いますし、少なくとも面接を突破できる英語力さえあれば何とかなると思います。国際機関は言語面では欧米系の人が特に優位だと思いますが、その面を何か突き抜けた技術や現地語で差別化を図る方は可能です。言語を学ぶにはとにかく時間がかかるので、その時間で得られる利益と、その他のスキルを比較してブルーオーシャンを僕は狙っていくべきだと思っています。少しでも参考になれば嬉しいです。

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Yuichi Ishida

Yuichi Ishida | Videographer, Photographer | 石田裕一、国連機関勤務。ビデオグラファー・フォトグラファー。